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Oracle Instant Client

Oracle Instant Clientは、Oracle Databaseのインストールメディアに付属しているOracle Client Compornentのサブセットですが、次のような特徴があります。

Oracle Instant Clientの入手

Oracle Instant Clientを入手するにはいくつかの方法があります。1つはOracle DatabaseのCD/Media Packを購入してOracle ClientのインストールオプションとしてOracle Instant Clientを選択する方法です。もう1つの方法としては、OTN-J本国OTNからダウンロードして入手する方法です。

OTN-Jと本国OTNではやはり本国での提供の方が早いようです。例えば、2008年01月14日現在の状況はといえば、OTN本家サイトではWindows版のOracle Instant Clientとして11g Release 1 (11.1.0.6.0) がダウンロードできますが、OTN-Jでは11g用のものはまだアップロードされていません。

Oracle Instant Clientのパッケージ種類

Oracle Instant Clientには基本(英語表記ではBasic)パッケージと4つのオプションパッケージがあります。

基本
OCI、OCCIおよびJDBC OCIアプリケーションの実行に必要なすべてのファイルを含みます
JDBC Supplement
JDBCでのXA、国際化、および行セットに対する追加サポートファイルを含みます
SQL*Plus
Instant ClientでSQL*Plusを実行するための追加ライブラリおよび実行可能ファイルファイルを含みます
ODBC Supplement
Instant ClientでODBC アプリケーションを有効にするための追加ライブラリファイルを含みます
SDK
OCIおよびOCCIアプリケーションを開発するためのヘッダー・ファイルとMakefileファイルを含みます

Oracle 11g ODAC 11.1.0.6.20

Windows PCからOracle Databaseに接続するためのソフトウェアアイテムはODAC (Oracle Data Access Compornent)です。

10g Release 2のODACにはOracle Instance Clientは含まれてませんでしたが、11g Release 1のODACにはOracle Instant Clientが同封されています。なお、OTN-Jではまだ配布(2008/01/14現在)されていませんが、本国OTNで提供されていますので、今回は本国OTNからダウンロードしたものを使っています。

Oracle 11g ODAC 11.1.0.6.20 with Oracle Developer Tools for Visual Studio

ODAC (oo4o、OLE DB、ODP.NET)とODT (Oracle Developer Tools for Visual Studio) やODE.NET (Oracle Database Extensions for .NET)を1つのパッケージにしたのがODAC with ODT for VS (ODAC with Oracle Developer Tools for Visual Studio)になります。

ODP.NET ODT ODE.NET

Oracle 11g ODAC 11.1.0.6.20 with ODT for VSには次のようなソフトウェアアイテムが含まれています。このうちODE.NETはクライアント側ではなくOracle Database側にのみインストールするものなので、Oracle Databaseをインスールしたあとのupgradeのみという位置づけになっています。

Oracle 11g ODAC 11.1.0.6.20 with Xcopy Deployment

with Xcopy Deploymentは、Oracle Developer Tools for Visual Studioを除いたパッケージでODTが入っていないのでzipファイルの内容を特定フォルダに展開すればインストールが完了する構成になっています。

実行環境にはこちらのパッケージを使ってインストールするのもよいでしょう。もちろんOracle PartnerNetwork Japan (OPN-J) に参加していればアプリと一緒に配布する事も可能です。

ODACをインストールする

Oracle Instant Clientの特徴の1つとしてOracle Universal Installerによるインストール作業を行わなくてもzipファイルを展開して任意のフォルダにコピーすれば動作するというものがありますが、開発環境にODACを導入する場合はOracle Unversal Installerによりインストールを行い、Visual StudioにODTの機能をアドインします。

Oracle Universal Installerの起動

本国OTNサイトからダウンロードしたODTwithODAC1110620.zipからinstallフォルダ、stageフォルダ及びsetup.exeを任意のフォルダ (日本語名や空白含むフォルダは避けた方が無難) に展開したら、setup.exeを実行してください。

Oracle Universal Installer

インストールする製品の選択

インストールする製品の選択

ODACにはクライアント側にインストールする「Oracle Data Access Compornents for Oracle Client」とサーバ側(ただしWindowsサーバ限定)にインストールする「Oracle Data Access Compornents for Oracle Server」がありますので、クライアント側にインストールするfor Oracle Clientを選択します。

インストールする場所

インストールする場所

「Oracleベース (ORACLE_BASE)」を指定すると、その下に「product\11.1.0\client_1」というサブフォルダが作成されて、そこにOracle Instant Clientの内容がコピーされます。

Oracleベースは、マシン単位で一意の場所を指定しても良いですし、OSユーザ毎、アプリ毎に別の場所を指定することもできます。

使用可能なコンポーネント

使用可能なコンポーネント

Oracle Developer Tools for Visual Studio

Oracle Developer Tools for Visual Studio

ODAC 11.1.0.6.20 with ODT for VSはVS2005とVS2008の両方をサポートしてますので、対象となるPCにインストールされているVSのバージョンを指定します。

Oracle Providers for ASP.NET

Oracle Providers for ASP.NET

インストールが完了したら投入する必要があるSQLスクリプトファイルに関するフォルダ位置情報です。

Oracle Service for Microsoft Transaction Server (Ora MTS)

Oracle Service for Microsoft Transaction Server

Ora MTSで使用するポート番号を指定します。

サマリー

サマリー

インストール

インストール

インストールの終了

イントールの終了

Oracle Providers for ASP.NETとは

ASP.NETの機能の中にはSQL Serverを前提とした機能がいくつかあります。Oracle Providers for ASP.NETはそのような機能をOracleでも使用できるようにした定義スクリプトです。

例えば「Session State」により、ASP.NETのセッション情報をOracle Databaseに格納する事ができるようになります。

Oracleに接続する

以前に少しでもOracleを使ったことのある人であれば、クライアントで次に行う作業がtnsnames.oraやsqlnet.oraをクライアントPCに設定する事だと考えると思いますが、10g以降では基本的な接続方式ならばtnsnames.oraやsqlnet.oraを作成しなくてもOracle Databaseと接続できてしまう接続文字列が指定できます。

例えば、「scott/tiger@192.168.11.10:1521/orcl.ora11g.hogehoge」と接続文字列を指定すれば、scottユーザのパスワードとしてtigerを指定して、IPアドレスが192.168.11.10のマシンで稼働しているOracle Database (サービス名はorcl.ora11g.hogehoge)に接続します。

C:\Users\hatsune>sqlplus scott/tiger@192.168.11.10:1521/orcl.ora11g.hogehoge

SQL*Plus: Release 11.1.0.6.0 - Production on 月 1月 14 23:01:09 2008

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Oracle Database 11g Release 11.1.0.6.0 - Production
に接続されました。
SQL>
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