Windows Vistaで動作させたMicrosoft Virtual PC 2007にOTN Software Kitに入っていたOracle Enterprise Linux Release 5のDVDメディアをインストールしてみました。
最終的にはOracle Database 11g Release 1 for Linuxを導入する予定ですので、その前提で作業を進めていきます。
Virtual PCの準備
Microsoft Virtual PC 2007をインストールしたら、Virtual PCコンソールを使って新規にバーチャルマシンを作成します。
バーチャルマシンを作成するときの考慮点は、RAMの調整により512MBのRAMを確保しておくことです。
Oracle Database 11g Release 1 for Linux (x86)の要件では最小メモリは1GBですが、これは初期作成されるデータベースの構成初期値が1GBのメモリであるためですので、カスタムインストールでメモリ要件を変更すれば512MBであっても問題ありません。
インストールイメージのマウント
作成したバーチャルマシンを起動したら、[CD]メニューからDVDドライブの[物理ドライブを使用]メニューをクリックしてから[操作]-[リセット]メニューをクリックしてバーチャルマシンの再起動を行いDVDからブートします。
インストールbootオプションの指定
最近のLinuxのディストリビュートではインストールが簡単になっています。
しかし、Virtual PCで作成できるバーチャルマシンのディスプレイカラーが16bit(S3 Inc. 86c764/765 [Trio32/64/64V+] 相当)でLinuxのデフォルトカラーが24bitであるため、オプションなしでインストールを開始すると画面が乱れるという問題が生じます。
そこで、boot:に対して
linux vesa i8042.noloop psmouse.proto=imps clock=pit
と入力してvesaディスプレイモードでインストールを開始するように指示します。
CD Mediaのテスト
インストール前にCDメディアのテストを実行できますが時間をかけて敢えて実行する必要もないので[Skip]を選択します。
GUIインストーラでのオプション指定
インストーラのGUIが起動してきたらあとはオプションを指定しながらインストールを進めていきます。
What language would you like to use during the installation process?
言語指定の画面では「Japanese (日本語)」を選択します。そうすれば以降の画面は日本語で表示されます。
このシステム用の適切なキーボードを選択します。
通常はキーボードも「日本語」を選択します。
キーボードを選択して[次]ボタンをクリックするとパーティションテーブルが読み込めないという警告ダイアログが表示されますが、パーティションはまだつくられていませんから当然の事ですので気にせず[はい]をクリックしましょう。
パーティション設定
デフォルトのレイアウトでは、/dev/hdaに実メモリ512MBの2倍の1024MBのswap領域とその他の領域の2つのパーティションが作成されます。このその他の領域の部分が「/」にマウントされてシステム領域やデータ領域として利用されます。
ネットワークデバイス
クライアントとして使うLinuxマシンを仕立てるのであればDHCPによるIPアドレスの自動割り当てでも構いませんが、サーバとして使う場合にはDHCPで使用していないIPアドレスを明示的に指定するのが良いでしょう。
地域の選択
「アジア/東京」を選択します。そして[システムクロックでUTCを使用]チェックは外してから[次]ボタンをクリックします。
rootユーザのパスワード
Rootパスワードを設定します。設定したパスワードは忘れないようにしましょう。
ソフトウェア選択
インストール時に一緒にインストールするパッケージ群を指定します。あとから個別指定でインストールする事もできるので、不必要なものはインストールしたくないという事であれば、ここでは何も指定しなくても良いでしょう。
再起動
インストールが完了したら再起動を行います。
インストール後の設定
再起動するとインストール後の設定を行います。
ファイアウォール
Oracle Databaseをインストールする事を前提としているのでファイアウォールは「無効」を選択します。もし、ファイアウォールが必要だったとしてもOracle Databaseのインストール時には一時的に無効にしてインストールと動作確認を行った後にファイアウォールの設定を確認しつつ有効にするという手順をとりましょう。
SELinux
Oracle Databaseをインストールする事を前提としているのでSELinuxは「無効」を選択します。
Kdump
今回はデフォルトの無効ままとします。
日付と時刻
出来ればタイムサーバを指定して正確な時刻が刻まれるように設定しましょう。
ユーザーの作成
グループの作成が同時にできませんので、ここではユーザーの作成は行いません。
サウンドカード
サウンドカードが見つからないとの表示がでますが、サーバ目的での構築ですのでそのままで無視をします。
追加のCD
追加のCDは不要ですので、これでセットアップは完了です。