DHJJ DHJJ [Hatsune's Journal Japan]

10分で分かるMikuMikuDanceの世界

わんくま東京勉強会 #18 懇親会セッション
2008/03/15 18:10-18:20

ニコニコ動画で一躍脚光を浴びたMikuMikuDanceというものをご存知でしょうか。

多機能になりがちでそのため使いこなすのに時間がかかる3Dモデルを使ったアニメーションツールをMikuMikuDanceはミク限定にしてボーンなどの設定も組み込んでおく事で比較的簡単な操作で従来のツールを使ったのと同じようなものが作成できるようにしました。

作者のページによれば、このツールはVisual C++ 2005 Express Editionで作成されているそうです。そして開発環境は無料であるためMikuMikuDanceも無料でありニコニコ動画利用者には無料なのに使いやすいので「神ツール」として認定されており、寄付も含めて金銭的な授与は一切不要という作者に対しては尊敬の念をこめて「振り込めない詐欺」ともいわれているのです。

MikuMikuDanceを使う場合、まずはじめにあらなくてはいけないのは、どのタイミングでどのポーズをとらせるかの考察です。実際に体を動かしてみるのもいいでしょう。重要なポイントは体重を両足にどのような配分で乗せるのかと体の重心位置と方向です。なぜ方向かと言えば、動きをつくる場合は必ずしも引力方向に重心方向が向くわけではないからです。

ポーズを考え付いたら、IKやボーンを操作してポーズを決めたら保存してフレーム登録します。IKとは例えば手をのばしてコップを取るときに各ボーンを個別に操作していくのではなく手のIKをコップに向かって移動すると各ボーンを一定の 割合で変化させて自然な動きでコップに手を近づける動作を再現できる技術です(注:MikuMikuDanceには手のIKはありません)。このようにポーズをフレーム登録したら、タイムラインをスクロールして次のポーズにしたい場所で同じようにフレーム登録すれば、その2フレーム間は時間軸に沿った線形補完によりポーズを自動的に決定し30fps(1秒間に30フレーム)のフルアニメとしてフレームを動的生成してくれます。

MikuMikuDanceの課題曲の一つであるウマウマの場合、左右だけのフレーム登録だけでもいいのですが、中間あたりにもう1フレーム登録することで動きが豊かになりますし、その間も含めて合計5フレームで手の動きを登録する事でかなりカワイイ動きにすることもできます。このとき髪の流れやスカートのヒラヒラ感も演出してあげると更に良いでしょう。

あとはこの5フレームを課題曲の長さになるようにコピー&ペーストを行い、目の瞬きをランダム登録すれば「こ、こいつ動くぞ」な映像がつくれるのです。

"MikuMikuDance

以上、10分でつくる3Dアニメ講座でした。

COPYRIGHT (C) 2008 初音玲 All rights reserved.